老舗料亭山荘京大和の敷地で30日開業するパークハイアット京都(京都市東山区)

老舗料亭山荘京大和の敷地で30日開業するパークハイアット京都(京都市東山区)

 米ホテルチェーン、ハイアットホテルズの最上級ブランドで日本国内2カ所目となる「パークハイアット京都」が30日、京都市東山区にオープンする。老舗料亭の山荘京大和の敷地に「同居」する珍しい形態で、清水寺など観光名所の多い好立地を生かし、国内外の富裕層に京都を発信していく。

 ホテルは地上2階地下4階建て。客室は全70室で、宿泊料金はスタンダードな部屋(45平方メートル)が11万円前後で、ツインタイプで最も高い部屋(68平方メートル)は15万5千円前後。大半の客室から八坂の塔を含む眺望が楽しめる。
 建物は景観に調和するよう低層とし、瓦屋根など和風建築の技術を取り入れた。二寧坂に面したレストランなどは、宿泊客以外も予約なしで利用できる。
 料亭を運営する京大和は1877(明治10)年に大阪で創業し、戦後現在地に移転した。敷地内には幕末に尊王攘夷派の志士が集った「翠紅館」や江戸時代から続く茶室「送陽亭」などがあり、ホテルの開業に合わせて保存、復元する形で耐震補修を行った。料亭も同日営業を再開する。
 ハイアットホテルズは2006年、東山区に中核ホテルの「ハイアットリージェンシー京都」を開業しており、日本ハイアットの坂村政彦副社長は「多様化する旅行者のニーズに応え、ホテルの選択肢を増やすことにより、京都でさらなる需要を開拓できる」としている。