刺しゅう雑貨の個展を開いている木村こころさん(京都府長岡京市・ヒトトイロ)

刺しゅう雑貨の個展を開いている木村こころさん(京都府長岡京市・ヒトトイロ)

花や植物、鳥をかたどったブローチやピアス

花や植物、鳥をかたどったブローチやピアス

 新型コロナウイルス禍で学校生活が様変わりする中、特技を生かしネットショップを開業した大学生がいる。刺しゅう作家の関西学院大3年生、木村こころさん(20)=京都府長岡京市神足。「時間ができ、好きなことで挑戦してみよう」と一歩を踏み出した。かれんな花の雑貨が好評で、市内の雑貨店で個展を開いている。29日まで。

 昨春、2年生を休校で迎えた木村さんは、先行きの見えない日々を心配した。一方、片道1時間超の通学がなくなり「時間ができた」と前を向き、小学生から独学で習得した刺しゅうで花のブローチを製作販売してみようと決意。昨年5月、通販サイトに登録した。

 店名は「カミツレスト」。カモミールの和名カミツレが由来で、「苦難の中の力」という力強い花言葉をもつかわいらしい花に魅せられ、「コロナ禍で始める活動にぴったり」と選んだ。

 作品は、徐々に人気を集め、販路を拡大。京都や神戸での催しに出展し、購入者の表情が見えるように。「楽しく選んだり一度会ったりした人が別の催しに来てくれたり、人のつながりの大事さを感じる」。リピーターもつき、これまでに約300点が売れたという。

 個展は、長岡京市調子2丁目の「ヒトトイロ」の店主が木村さんの作品発表の場になればと声を掛けて実現。季節の花束や鳥をかたどったブローチやアクセサリーなど約50点が並ぶ。ブローチは2700円から、ピアスは990円から購入できる。月、木、日曜と14、17日営業。26日休み。