端正な古典生花とともに、自由花の大作が華やぎを見せた華道遠州いけばな展(京都市左京区・みやこめっせ)

端正な古典生花とともに、自由花の大作が華やぎを見せた華道遠州いけばな展(京都市左京区・みやこめっせ)

 華道遠州の流発足25年記念のいけばな展が23日、京都市左京区のみやこめっせで始まった。踊るような枝の動きを大切にした古典生花(せいか)を中心に、約90点を展示している。

 同流は、江戸時代に完成した古典いけばなの姿を継承しようと、1993年に芦田一寿宗家(52)が起こし、翌年から本格的な活動を始めた。「くさび撓(た)め」などの技術で曲げた枝が独特の曲線美を見せ、風雨や季節の変化の中で成長する姿を表す。

 記念展は「花の風、たちまちに。」と題して開催。桜や松、アセビの枝がのびやかにうねり、自然の気配を感じさせた。菊やチューリップ、カラーなどの自由花も華やぎを醸した。芦田宗家は「(日本人に根ざした)時空を超えた花への思いを見ていただきたい」と話している。24日まで。無料。