バリ島での演奏に向け練習を行う子どもたち(野洲市吉地・中主幼稚園)

バリ島での演奏に向け練習を行う子どもたち(野洲市吉地・中主幼稚園)

 滋賀県野洲市五条の兵主大社に伝わる「兵主太鼓」の練習に取り組む小中学生たちが25日から7日間、インドネシアのバリ島を訪れ、現地の子どもたちを招いて演奏会を開く。今回で10回目となる演奏会を企画する河野英瑞(えいずい)さん(73)=同市木部=は「太鼓を一つの交流手段として、子どもたちが異文化を知るきっかけになれば」と話す。

 兵主太鼓は5月5日に行われる兵主祭で演奏され、約800年の歴史があるという。

 バリ島での演奏は、河野さんが現地の子どもの就学支援を行っている縁で、25年前から3~4年ごとに実施している。地元の小中学生のほか、今年からは現地の日本人会の前でも演奏し、交流の幅を広げる。

 15日夜には、バリ島へ行く兵主太鼓保存会メンバーの小中学生9人が本番前最後の練習を行った。子どもたちは「ヨイサ、チョイトサ」という掛け声とともに、息の合った演奏で豪快な音色を響かせた。現地では「豊年太鼓」「兵主源氏太鼓」の2曲を披露する予定で、中主中2年の男子生徒(14)は「見る人の印象に残る迫力ある演奏をしたい」と意気込む。