藍染めや和紙、漆の伝統技術を駆使した作品が並ぶ会場(京都府福知山市内記・市丹波生活衣館)

藍染めや和紙、漆の伝統技術を駆使した作品が並ぶ会場(京都府福知山市内記・市丹波生活衣館)

 京都府福知山市で受け継がれる丹後和紙、丹波漆、由良川藍を紹介する「福知山の伝統技術」展が、同市内記の市丹波生活衣館で開かれている。豊かな森や川の恵みから生み出された作品が、地域の風土と歴史を伝えている。25日まで。無料。

 漆かき、藍染め、紙すきの職人らでつくる「福知山の伝統文化を守る会」が企画した。色鮮やかな和紙や漆器のほか、互いの技術を組み合わせた小物など約80点が並ぶ。

 藍染めの壁掛けや振り袖は、藍の濃淡で表現されたキキョウや山の尾根が目を引く。人間国宝の村山明氏が、明智光秀の紋をかたどり、丹波漆を用いて制作した「欅拭漆桔梗文盛器(けやきふきうるしききょうもんもりき)」も展示されている。

 守る会の塩見勝美さん(80)は「漆も藍も和紙も、原料から一貫して福知山で作っているのが自慢。作品を見て地域の伝統を知ってほしい」と話している。