御腰輿に斎王役を乗せ、大野小を出発する斎王群行(甲賀市土山町)

御腰輿に斎王役を乗せ、大野小を出発する斎王群行(甲賀市土山町)

 天皇の名代として京都から伊勢神宮に派遣された斎王群行を再現する「第22回あいの土山斎王群行」が24日、滋賀県甲賀市土山町で行われた。みやびな平安装束に身を包んだ66人が旧東海道を練り歩き、沿道は多くの見物客でにぎわった。

 斎王が約500人の随員を引き連れた旅は「斎王群行」と呼ばれ、平安時代から鎌倉時代まで天皇が即位する度に行われた。同町には国史跡の「垂水(たるみ)斎王頓宮(とんぐう)跡」という道中の宿舎の一つが残る。その歴史や文化を発信しようと、地元住民らでつくる実行委員会が毎年催している。

 今年の斎王役はびわこ学院大4年黄瀬真彩(まあや)さん(22)=同市信楽町長野=が務め、十二単(ひとえ)をまとって御腰輿(およよ)に乗り、大野小(同市土山町大野)から頓宮跡まで約3キロを練り歩いた。

 沿道の人々は、あでやかな衣装の行列にカメラやスマートフォンを向けながら楽しんだ。同市甲南町の男性(50)は「今年は天皇が代替わりされるため、まさに斎王群行になったと思う。華やかな行列は見応えがあった」と話した。