自身の発達障害について話す谷川友士さん(大津市島の関・大津市民会館)

自身の発達障害について話す谷川友士さん(大津市島の関・大津市民会館)

 周囲に認識されにくい発達障害について市民が知識を深めるセミナーが24日、大津市民会館(大津市島の関)であった。読み書きに障害のある高校生が「他人に配慮を求めても、(勉強など)嫌なことから逃げていると誤解される。少しでも理解をしてほしい」と訴えた。

 発達障害のある当事者や親を支援する市民グループ「異才ネットワーク」(同市)が主催した。

 講演した市内の高校1年谷川友士さん(16)は、「魚眼レンズのように」一部の文字が大きく見えるという自身の障害を説明。音読や暗算が苦手で、幼い頃から頭痛にも悩まされたが、14歳まで発達障害と分からなかったという。現在は通信制高校で学ぶが、以前の高校では教師にも同級生にも理解してもらえず、1学期で通えなくなったという。

 谷川さんは、黒板の文字を書き写せず、プリントを読みにくいことなどを挙げ、「読み書きは頑張ればできると皆が思っているが、そうじゃない。外見で分かりにくい障害があると知ってほしい」と来場した約120人に呼び掛けた。