【資料写真】急な落雷から身を守るには

【資料写真】急な落雷から身を守るには

 滋賀県守山市で11日、落雷が原因とみられる死亡事故が発生した。京都・滋賀では、週末にかけて、雷が発生しやすい天候が続くと予想される。急な落雷から命を守るためにはどうすれば良いのか。雷に詳しい近畿大理工学部の森本健志教授(大気電気学)に聞いた。

 -落雷の恐れがあるのはどんな状況か。

 「少しでも『ゴロゴロ』と聞こえた段階で、既に危険な状態だ。雷鳴が聞こえるのは10~20キロ程度が限度だろう。雷雲の大きさは水平方向に10キロ程度で、雷鳴が聞こえたら次の瞬間にその場に落雷してもおかしくない」

 -危険な場所は。

 「雷は高い所に落ちるため、周囲に何も無い場合は自分の体に落ちやすくなる。田畑やゴルフ場、海水浴場、グラウンドなどが危ない」

 「樹木の半径4メートル以内は、木から人体へ電流が飛び移る『側撃雷』が起こるため、樹下の雨宿りは大変危険だ。屋内は安全とされるが、電気機器や水道管などに触れていると感電の恐れがある」

 -安全な場所は。

 「車中や屋内、高さ4~20メートルの構造物の頂点を45度以上の角度で見上げられる空間は、基本的に安全と言える。電線の下も、雷が電線から流れていくため、安全だ。電柱は、側撃雷を避けられる2メートルほど離れた場所であれば安全性が高い。ゴム長靴や金属ファスナーなどを身に着けているかどうかは、全く関係ない」

 -事前に必要な備えは。

 「落雷の危険度は、気象庁のホームページでリアルタイムに公表されており、雷鳴や黒い雲が見えれば、動向をチェックした方がいい。雷雲は、30分から1時間で通り過ぎることが多い。登下校時は学校が児童を校内に留め置くことや、野外のスポーツイベントなどは一時中断し、避難するなどの対応が求められる」