京都地裁

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 京都府南丹市発注の浄水場工事で市幹部らが業者に入札情報を漏らしたとされる事件で、官製談合防止法違反の罪に問われた同市の元土木建築部次長の男(59)=懲戒免職=の論告求刑公判が13日、京都地裁(安永武央裁判官)であった。検察側は「主導的立場であり常習性も認められる」として懲役1年6月を求刑した。

 被告人質問で次長の男は、同市の土木建設会社に、起訴内容を含めて3件の入札情報を漏らしたと明かし、「軽率な行動で市民や市に迷惑をかけて反省している」と謝罪。弁護側は、社会的制裁を受けているとして罰金刑が相当と訴えて結審した。判決は19日に言い渡される。

 起訴状によると、元上水道課長補の男性(48)=懲戒免職、執行猶予付き有罪判決が確定=と共謀し、2019年12月に市が実施した船岡浄水場整備工事の一般競争入札で、直接工事費などの非公表情報を事前に教え、建設会社に最低制限価格と同額の2177万1千円で落札させたとしている。