津波の恐ろしさは、10年前の東日本大震災で誰もが痛感した。港湾は津波に備えつつ、海と密接な産業や生活を守るという課題を抱える。京都大防災研究所流域災害研究センターの平石哲也教授(海岸工学)は、普段は船の航行を妨げず、津波時に自動で立ち上がる「流起式可動型防波堤」の研究を進めている。港湾の「弱点」をカバーするという、新たな防災インフラについて聞いた。