笠置町の名物「きじ鍋」を食べながら交流する町職員や協力者ら(京都市中京区・遊子庵)

笠置町の名物「きじ鍋」を食べながら交流する町職員や協力者ら(京都市中京区・遊子庵)

「笠置町総領事館」のプレートを紹介する初代総領事の山村さん(右)=京都市中京区・遊子庵

「笠置町総領事館」のプレートを紹介する初代総領事の山村さん(右)=京都市中京区・遊子庵

 京都府笠置町の魅力を発信する拠点施設「笠置町総領事館」が25日、京都市中京区室町通御池上ルの協働スペース「遊子庵」に開設された。市内の人らと町を結ぶ懸け橋となる場所を目指し、移住定住の呼び掛けや、町をアピールするイベントを展開していく。

 町が、さまざまな団体がシェアしている遊子庵を借り、領事館と銘打って拠点とする。

 同町は少子高齢化が深刻で、65歳以上の高齢化率が府内で初めて50%を超えた。町の活性化に向けて、町外の協力者が得意分野を生かして取り組みを進める制度を昨年から始め、学識者やアーティストら15人ほどが登録している。京都市内在住者が多く、領事館を活用してもらう。

 町への移住定住説明会や、町が舞台の青春映画「笠置ROCK!」上映会などを検討している。

 開館記念式典は、町職員や協力者ら約30人が集まり、町名物の「きじ鍋」を食べて交流した。協力者の1人で初代総領事に就任したモデルオフィス主宰の山村祥さん(51)=同市東山区=は、「どうすれば笠置に足を運んでもらえるか皆さんと考え、うねりを起こしたい」と力を込めた。

 町は、平安時代に笠置詣でが流行し、都と笠置の人の交流が盛んだった歴史に重ね、「笠置と都市部とのつながりを生む場として、みんなの知恵と力で盛り上げていきたい」としている。