緊急全市校長会で、薬物乱用防止に向けて危機意識を高めることを確認する校長ら(京都市下京区・市総合教育センター)

緊急全市校長会で、薬物乱用防止に向けて危機意識を高めることを確認する校長ら(京都市下京区・市総合教育センター)

 京都市内の中学3年の女子生徒が大麻所持の疑いで逮捕された事件を受け、市教育委員会は26日、緊急校長会を下京区の市総合教育センターで開いた。大麻所持による中学生の逮捕は昨年10月にもあったことを踏まえ、在田正秀教育長は「極めて深刻に受け止めている」と強い危機意識を示し、来年度から薬物乱用防止の取り組みを拡充させる方針を明らかにした。

 市立の全ての小、中学校と高校の校長ら約300人が出席。冒頭の訓示で在田教育長は「見逃しのない観察と手遅れのない対応をしてほしい」と呼び掛けた。その上で、来年度中に子どもの発達段階に応じた薬物乱用防止の指導計画を作成し、外部講師を招くなどして各学校で実施している防止教室も充実させるとした。

 続いて、京都府警の藤原哲也少年課長が「家庭、学校、地域、警察との実質的な連携を持つことが大切」と訴えた。最後に子どもや保護者、地域、教職員に薬物乱用防止への一致団結を呼び掛ける「緊急メッセージ」を市PTA連絡協議会などとともに確認し合った。