男性の遺体が見つかった市営住宅(17日午前11時10分ごろ、京都市西京区樫原岡南ノ庄)

男性の遺体が見つかった市営住宅(17日午前11時10分ごろ、京都市西京区樫原岡南ノ庄)

遺体が見つかった市営住宅の一室を調べる京都府警の捜査員(17日午前11時45分ごろ、京都市西京区樫原岡南ノ庄)

遺体が見つかった市営住宅の一室を調べる京都府警の捜査員(17日午前11時45分ごろ、京都市西京区樫原岡南ノ庄)

殺人事件の捜査本部を設置し、記者会見する京都府警の仲川琢也捜1課長(右)と萩原寛西京署長=17日午後5時、京都市西京区・西京署

殺人事件の捜査本部を設置し、記者会見する京都府警の仲川琢也捜1課長(右)と萩原寛西京署長=17日午後5時、京都市西京区・西京署

【地図】遺体発見現場

【地図】遺体発見現場

 京都市西京区樫原岡南ノ庄の市営住宅で16日夜に男性の遺体が見つかった事件で、京都府警は17日、殺人事件と断定し、西京署に59人態勢で捜査本部を設置した。司法解剖の結果、首などに複数の刺し傷があり、死因は出血性ショックだった。今月7~14日の間に死亡したとみられるという。

 捜査本部によると、遺体が見つかった部屋で1人暮らしする無職の男性(80)と連絡が取れておらず、身元の特定を急いでいる。

 捜査本部の説明では、男性は4階にある居室で、普段着姿で倒れていた。大量の血痕があり、室内で殺害された可能性が高いとみている。玄関は施錠されており、室内に荒らされた形跡はなかった。多額の現金が残っていたという。凶器とみられる刃物は見つかっていない。

 西京署員が遺体を発見したのは、16日午後8時10分ごろ。近くの住民が男性宅のポストに数日分の郵便物がたまっているのを不審に思い、部屋を訪ねたが応答がなかったため、西京署に通報した。署員らが駆け付けた際、部屋には鍵が掛かっており、隣室を通じてベランダの窓から室内に入った。窓は無施錠だったという。

 市営住宅の別棟に住む女性(62)は「昨夜はパトカーや救急車がたくさん来て何事かと思った。30年近く住んでいるが、こんな事件は初めてで怖い」と話していた。

 現場は阪急洛西口駅から北西に約1キロの住宅街。