「盛龍」(手前)と「平龍」(奥)のそろい踏みで、龍舞を披露する6年生たち(宇治市大久保町・平盛小)

「盛龍」(手前)と「平龍」(奥)のそろい踏みで、龍舞を披露する6年生たち(宇治市大久保町・平盛小)

 中国にルーツがある子どもらも通い、国際理解教育で中国の伝統文化「龍舞(りゅうまい)」に長年取り組む京都府宇治市大久保町の平盛小で20日、新しい龍のお披露目式が、終業式後に行われた。目などに筆を入れて魂を吹き込んだ龍を、代表して6年生約30人がリズム良く舞わせ、全校児童が見守った。

 中国残留孤児や親族らを受け入れてきた地域にある同小は、1997年から龍舞に取り組む。当初は日本語教室に通う子どもが中心だったが、2016年からは5年生が総合的な学習の時間で実施。現在の龍「平龍(ピンロン)」は12年間使われており、全長13メートルある布製の新しい龍「盛龍(ションロン)」を中国から購入した。

 体育館でのお披露目式では、浦田雅彦校長が額や耳、目などに筆を入れた後、6年生が太鼓やドラ、シンバルなどのリズムに合わせて、新旧の龍を共演させた。それぞれ約10人ずつが龍を支える長さ1~1・5メートルの棒を持ちながら跳びはねたり回ったりして、オレンジ色の平龍とピンク色の盛龍を躍動感たっぷりにうねらせた。

 6年生は7月に入って週1回以上は練習を積んできたといい「盛龍は平龍より重かった」と額に汗を浮かべる子も。1~5年生や教員ら計約130人は大きな拍手を送った。