人文学の面白さを市民と分かち合うため、研究者たちが専門分野を講義するNPO法人「国立(くにたち)人文研究所」(東京都)が5周年を迎えた。文学から音楽学まで年間約20講座を開くなど実績を積み重ね、今年は若手研究者への博士論文の出版助成にも取り組んでいる。代表理事で京都大文学研究科教授の大河内泰樹さん(48)は「大学人として現状に閉塞(へいそく)感を覚える中、新しい知のコミュニティーを作りたい」と、人文学の未来を展望する。