穴太寺で初めて花を咲かせた中尊寺ハス(亀岡市曽我部町)

穴太寺で初めて花を咲かせた中尊寺ハス(亀岡市曽我部町)

 京都府亀岡市曽我部町の穴太寺で、岩手県平泉町の中尊寺から株分けされた「中尊寺ハス」が初めて開花した。夏本番の暑さの中、ピンク色の大輪が華やかに咲いている。

 中尊寺ハスは1950年、金色堂の発掘調査で奥州藤原氏4代泰衡の首おけから約100粒の種が見つかり、98年に開花に成功してよみがえったとされる。2011年の東日本大震災の復興シンボルとして全国に株分けされている。

 穴太寺は、管理者が亡くなって中尊寺ハスの世話が難しくなった大津市の寿量院から春先に鉢ごと譲り受けた。7月16日に初めて開花し、花は朝早くから昼前まで咲いて2~3日のうちに散るという。

 穴穂行弘前住職(80)は「栄枯盛衰をたどれる珍しい花。初めてでどのくらい咲くかは分からないが、ハスや歴史の愛好家にめでてもらえたら」と話している。境内には他のハスも咲いており、拝観料は不要。