滋賀県庁

滋賀県庁

 滋賀県教育委員会は27日、特別天然記念物や名勝などの現状変更のために国に提出すべき公文書を不適切に処理したり廃棄したりしたなどとして、県教委文化財保護課の女性主幹(57)を停職6月の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。女性は同日依願退職した。

 県教委の説明では、女性主幹は2017年度、本来は国の許可が必要な特別天然記念物「長岡のゲンジボタルおよびその発生地」(米原市)の災害復旧工事申請と、名勝「醒井峡谷」(同)への通信事業者による基地局設置申請を、独断で現地の市の許可案件として取り扱い、国に確認しなかった。

 女性主幹は不適切な処理の発覚を恐れ、その他の文書を含む計21件を、18年3月末~4月に裁断したり古紙回収処分したりした。これとは別に、決済を受けず出した公文書も1件あった。18年4月、長浜市からの問い合わせで発覚した。女性主幹は「上司からの厳しい指摘を避けたかった。思い込みもあった。件数を重ねるうちに言い出せなくなった」と話したという。