京都の劇団「トリコ・A」が8月6~8日に大阪府茨木市の市民総合センターで新作「へそで、嗅ぐ」を上演する。作・演出の山口茜は「障害者に1人の俳優として出演してもらい、特別な存在ではなく同じように悩む姿を見せたい」と話す。

 きっかけは大阪府で3年前に開かれた演劇のワークショップ。障害者を対象に開かれ、山口は講師を務めた。視覚障害、聴覚障害、ダウン症など多様な障害者と共に稽古に励む日々だったが、時間がたつにつれ違和感も湧いてきた。

 障害者だけを集めて開かれる目の前の状況に、演劇の世界にも健常者/障害者のすみ分けがあると思い知る。自分は果たして「舞台俳優になりたい」という思いをかなえられているのか。参加者も本当に障害者だけの舞台に上がりたいのか。

 そこから障害者が健常者と混在する作品が……