活躍する孫のユニホームや写真を手に、応援している高橋さん夫妻(向日市上植野町・お食事処三久)

活躍する孫のユニホームや写真を手に、応援している高橋さん夫妻(向日市上植野町・お食事処三久)

 24日に始まる東京五輪男子バレーの試合を、京都府向日市上植野町の高橋三久(みつひさ)さん(80)と妻のフサ子さん(78)が心待ちにしている。夫妻は代表に選ばれた高橋藍選手(19)=日体大、東山高出=の祖父母。メンバー最年少アタッカーとして期待される孫に、テレビの前から声援を送る。

 高橋さん夫妻には孫が5人おり、全員スポーツマン。次男の息子で、藍さんの兄・塁さん(21)も日大バレー部で主将を務める活躍ぶり。切磋琢磨(せっさたくま)して兄弟エースとして注目された東山高時代にはよく夫妻で応援に行ったという。正月には孫全員が店に集うのが夫妻の喜びだ。

 料理一筋の三久さんは、大阪市のホテルレストランを定年退職した25年前、住み慣れた向日市で「お食事処三久(さんきゅう)」をフサ子さんと開業。すごく仲が良いという兄弟も、幼い頃からよく遊びに来る。夫妻は「めいいっぱい食べてくれるのが私たちの励みです」

 6月下旬、代表12人に藍さんが選出されたことをニュースで知り、2人で喜び合った。

 「バレーに集中してほしいからあまり連絡しない」という夫妻の元に今月、府バレーボール協会への報告に帰ってきていた藍さんが会いに来た。新型コロナウイルス禍で、会うのは1年ぶり。祝福の言葉をかけ、いつも通り好物のステーキを振る舞った。藍さんがおいしそうに平らげる姿を見守り、2人で見送った。

 夢をかなえる孫の姿を会場で直接見届けられないことに2人は肩を落とすが、テレビ画面越しに応援する。三久さんは「世界の強豪と戦う孫は心の自慢。けがなく頑張ってほしい」。フサ子さんは「(帰ってきたら)またご飯を作ってあげなきゃ」とほほ笑んだ。