山頂の愛宕神社を目指し、参道を登る家族連れの参拝者たち(23日午前9時10分、京都市右京区)

山頂の愛宕神社を目指し、参道を登る家族連れの参拝者たち(23日午前9時10分、京都市右京区)

 「火伏せの神」として知られる京都市右京区の愛宕神社で23日、恒例行事「千日詣(まいり)」が始まった。京都市内は5日連続で最高気温が35度以上の猛暑日となる中、大勢の参拝者が早朝から山を登り、滴る汗を拭いながら急峻(きゅうしゅん)な坂道を進んだ。

 正式には「千日通夜祭」と呼ばれ、7月31日の日没から翌8月1日の明け方にかけて参拝すると千日分の御利益があると伝わる。だが新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、同神社は昨夏と同様に参拝期間を1週間延ばし、お札の授与も日中に限定した。

 「分散参拝」の初日の23日は、多くの家族連れがふもとから神社まで約4キロをゆっくり登った。参道では強い日差しが木々の間から差し込み、参拝者は頻繁に水分を補給して休憩した。

 長男(2)の手を引いて登った会社員男性(43)は「幼少期に登って以来だが、予想以上に勾配がきつい」と話し、妻と3人で励まし合いながら山頂を目指した。神符授与や御朱印の対応は8月1日まで各日午前9時~午後4時。