神宮の杜(もり)に浮かび上がった国立競技場。23日夜、無観客で行われた開会式に、多くの人が吸い寄せられていった。周辺は通行が規制され、高いフェンスで近づけない。それでも人だかりができた。隣にいた少年たちがカウントダウンを始め、東京で57年ぶりの五輪の幕が上がると、どこからか拍手が聞こえた。

 競技場の屋根の付け根にある「風の大ひさし」のおかげで、場内の様子がかすかにうかがえた。