小学生時代に贈られた高橋兄弟のサインを持つ岡部さん(左)と、今年のサイン(右)を手にする片岡さん=京都市東山区

小学生時代に贈られた高橋兄弟のサインを持つ岡部さん(左)と、今年のサイン(右)を手にする片岡さん=京都市東山区

 「将来、絶対に全日本の選手になるから」。小学2年で色紙に書いたサインが現実になった。バレーボール男子がベネズエラと1次リーグ初戦を戦った24日、19歳の高橋藍(らん)(日体大、東山高出、京都市右京区出身)が初の五輪で2桁得点を挙げ、白星発進に貢献した。色紙を贈られた恩師たちは「うれしい。次もやってくれるはず」と、京都から晴れ姿を見守った。

 高橋が小学生時代に所属した「京都ヤングバレークラブ」で監督を務めた片岡聡さん(59)=京都市右京区。兄の塁(21)=日大=について来た高橋に、「小1なのに上から打つサーブが入る。小さいけれどすばしっこい」と才能を感じた。ポケモンカードで勧誘したという。

 藍が2年の頃、「全日本の選手になるから今のうちに」と、兄弟からサインを贈られた。3年ほどで片岡さんは指導から離れたが、その後も交流は続き、今年1月、2人から新たに受け取った色紙には、藍の名前の上に「JAPAN」の文字。「想像以上にすごくなった」と目を細める。

 ベネズエラ戦は、当時コーチだった岡部晶さん(52)や知人らと、経営する東山区の沖縄料理店でテレビ観戦。片岡さんは「藍がこれまで苦労をしたことも、プレーを見ていて分かった」と成長を喜んだ。