天皇陛下は23日の東京五輪開会式で、「第32回近代オリンピアードを記念する、東京大会の開会を宣言します」と述べられた。前回の東京五輪と異なり、五輪憲章の和訳を変えて「祝い」という表現を避けた異例の宣言だった。

 宣言の文言は、大会組織委員会が原案をつくり、宮内庁内でも協議して決められた。憲章の「celebrating」を「記念する」と訳し替えた文言の変更は小さなものだったが、変更自体が批判されるリスクもあった。

 陛下の宣言にあった「オリンピアード」とは「大会」そのものではなく「4年間の期間」を示す言葉だ。