森の中に姿を現したシロオニタケ(京都府長岡京市)

森の中に姿を現したシロオニタケ(京都府長岡京市)

 森の中に、ゴルフボールのような球形の傘をした白いキノコが出現-。京都府長岡京市粟生の山林で、シロオニタケが姿を見せ、猛暑の中、涼しげにたたずんでいた。

 菌類に詳しい京都大大学院農学研究科の北出雄生研究員によると、シロオニタケは梅雨明けから秋にかけ、ブナ科の林に発生し、関西の里山で見られるという。全体を覆う突起が特徴で、有毒種。菌根を通じて、水や栄養分を交換しながら樹木と共生していると考えられるという。

 現場は地域の農業用水の水源となっている沢沿い。梅雨明け以降、晴天が続くが森の中は潤いをたたえ、豊かな生態系を形作っていた。