都市型競技の会場となる有明アーバンスポーツパーク(東京都江東区)

都市型競技の会場となる有明アーバンスポーツパーク(東京都江東区)

 「スケボーの楽しさ、格好良さを伝えられたと思う。知らない人も見てくれるイベント。今までのコンテストとは違って意味がある大会」


 日本が金メダルラッシュに沸いた第3日から一夜明けた7月26日。スケートボード男子ストリートの初代王者に輝いた堀米雄斗(XFLAG)は会見に臨み、五輪で戦った意義を語った。


 同競技をはじめ、自転車のBMX、3人制バスケットボールなど今大会で初めて採用されたアーバンスポーツ(都市型競技)は、都会の狭いスペースで開催できる気軽さ、音楽やファッションと融合したスタイルが特徴だ。国内での認知度アップはこれからの課題だが、堀米が決勝で着たTシャツが一部で完売して話題になるなど、スポーツ界に新風をもたらす予感はすでに漂っている。


 31日からのBMXフリースタイル・パーク男子で金メダルを狙う中村輪夢(ウイングアーク1st、京都市右京区)もかつて「自分の競技があまり知られてなかった。目指してやっていることが認められるのはうれしい」と五輪で注目が集まることを歓迎していた。


 都市型競技の普及につなげる起爆剤に-。大会はそんな使命も帯びている。だからこそ、選手と観客が会場で一体となれない無観客が悩ましい。歓声が響かない、フェンスに囲われた会場を前に、そんな思いを強くしている。