採取した姉川クラゲ(米原市大久保)

採取した姉川クラゲ(米原市大久保)

 龍谷大の教員と学生が27日、滋賀県米原市の伊吹山麓で陸生らん藻の一種の「姉川クラゲ」を採取した。食品の材料にするなど製品化を目指す。

 姉川クラゲは一般的にイシクラゲと呼ばれ、同市の姉川流域ではかつて食用されていた。

 製品化は、同大学農学部の4学科を横断する「姉川クラゲ」配合食品開発プロジェクトが2017年度から取り組んでいる。姉川クラゲを栽培して増やし、地元名物のそばに練り込んで商品化することを目標にする。

 この日は、幼少期から酢の物やみそ汁の具として姉川クラゲを食べているという前澤静尾さん(83)=同市大久保=の案内で自生地へ。伊吹山麓の斜面で乾燥したイシクラゲを採取し、本格栽培に向けて実地調査した。

 プロジェクトのメンバーによると、イシクラゲは無味無臭に近く、ワカメのような食感。抗酸化作用や血中コレステロール値の低下などの効果が報告されており、機能性食品として期待されている。

 光合成を行うだけでなく窒素を栄養に変えることができ、玉井鉄宗助教(植物栄養学)は「生物として非常に面白い。伊吹そばと姉川クラゲが一緒になり、相乗効果で地域活性につながっていけば」と話した。