香ばしく焼き上がるウナギ(28日午前9時33分、京都市中京区・のとよ)

香ばしく焼き上がるウナギ(28日午前9時33分、京都市中京区・のとよ)

 「土用の丑(うし)の日」の28日、ウナギのかば焼きが京都や滋賀の小売店にずらりと並んだ。東京五輪が開催中の上、新型コロナウイルス感染拡大を受けた「巣ごもり需要」が期待できるとあって、各店は家庭向けの販売に力を入れている。

 京都の台所、錦市場の川魚専門店「のとよ」(京都市中京区)では、愛知県三河産を昨年より5割多い約1500匹用意した。午前5時から火をおこし、長年継ぎ足している特製のタレをかけて備長炭であぶると、ジュウジュウと音が鳴り、香ばしいにおいが漂った。三田冨佐雄社長は「巣ごもりで需要は増えている。ウナギを食べて猛暑とコロナ禍を乗り切ってほしい」と話した。

 市中央卸売市場(下京区)によると、ウナギのかば焼きの卸売価格は1キロ当たり約2500円で、ほぼ例年並みという。