女子200メートル個人メドレーで優勝し、メダルを手に喜ぶ大橋悠依=東京アクアティクスセンター

女子200メートル個人メドレーで優勝し、メダルを手に喜ぶ大橋悠依=東京アクアティクスセンター

女子200メートル個人メドレーで金メダルを獲得し、安どの表情を見せる大橋悠依=東京アクアティクスセンター

女子200メートル個人メドレーで金メダルを獲得し、安どの表情を見せる大橋悠依=東京アクアティクスセンター

大橋悠依

大橋悠依

 東京五輪の競泳女子200メートル個人メドレー決勝が28日、東京アクアティクスセンターで行われ、滋賀県彦根市出身の大橋悠依(イトマン東進)=草津東高―東洋大出=が、2分8秒52で金メダルに輝いた。大橋は400メートル個人メドレーに続き今大会2個目の金メダルを獲得。


 大橋は最初のバタフライで5番手につけると、続く背泳ぎで2番手に浮上。平泳ぎで粘り、最後の自由形でわずかに抜けだし、大接戦のレースを制した。


 レース後のインタビューで、「本当にまだ夢みたいで全然実感がない。最後は体が止まったけど、何とか踏ん張れた。最後は勝っても負けても後悔ないと言えるように泳ごうと思った。この大舞台で自分の良い泳ぎができてすごく自信になるし、いろんな人にたくさん迷惑をかけてきたが、少しは恩を返せたかな」と喜んだ。


 大橋は25日の400メートル個人メドレーで滋賀県勢初の競泳金メダルを獲得。翌26日に200メートルの予選、27日に準決勝を突破し、決勝に進んでいた。
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 400メートルに続き、200メートルでも持ち味を発揮した。腕全体で水をつかむ技術と、力に頼らない大きな泳ぎ。長い時間をかけて身に付けた低抵抗のフォームでぐんぐん加速し、2個目のメダル獲得という快挙を成し遂げた。


 長い腕で遠くの水をつかむ感覚、太ももの裏で水を捉えて細かくキックを打ち続ける足の使い方-。こうした泳ぎの基礎は滋賀で学んだ。走ることも、球技も苦手だった三姉妹の末っ子。極度の貧血やけがにも苦しんだが、二つのメダルを手にし、厳しい競技生活を支えてきた家族や地元の競技関係者に恩返しした。
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 おおはし・ゆい 2017年の世界選手権200メートル個人メドレーで日本記録を更新し銀メダルを獲得。400メートル個人メドレーは18年の日本選手権で日本新をマーク、19年世界選手権で銅メダル。174センチ、57キロ。25歳。彦根市出身。