長島美紀さん

長島美紀さん

■NGOが意識調査、根底に「恥ずべきもの」という社会意識

 国際NGOプラン・インターナショナル(東京都)は3月、日本の15~24歳女性2千人を対象に生理に関する意識調査を実施。36%が生理用品の購入をためらったことがある、または購入できなかったと回答した。主には経済的理由によるものだったが、「恥ずかしいから」という回答も1割近くあった。

 経済的理由については、高価なものではないのになぜ買えないのか、という疑問の声がある。調査に関わった同NGOの長島美紀さんは、多くの回答者が生活費における生理用品の支出の優先順位を中程度に位置づけ、限られた収入の中で美容代などを優先している状況に注目する。「自分の体のケアに対する意識が低く、節約のため生理用品の交換を控えたり代用品でしのいだりしているのだろう」と分析する。

 なぜケアをおろそかにしてしまうのか。同NGOは生理を「恥ずべきもの」として扱う社会意識についても調査しており、長島さんはその意識との関連性を指摘する。「生理はこれまで隠され、公に語られてこなかった。その結果、生理に関する正しい知識や適切な手当ての方法が社会で共有されず、PMS(月経前症候群)など本人の不調を周囲が理解できない状況も続いている」

 「生理の貧困」には月経のために活動が制限される「機会の貧困」も含まれる。長島さんは「本人がどのようにケアしコントロールすれば快適に過ごせるか、周囲はどう理解しサポートすればよいかなど、学校ではタブー視しない教育を通じて、正しい生理との向き合い方を子どもに伝えてほしい」とする。

 生理用品の配布については「誰もが簡単に入手できる環境づくりが大切。羞恥心への配慮は必要で、トイレに置いておけば児童生徒はためらいなく使うことができる」と話す。

 生理のことは、今まであまり語られてきませんでした。生理を巡り、学校や職場、家庭で課題を感じたことはありますか。あなたの思いや体験を教えてください。性別は問いません。LINEは左のQRコードを読み込んで友だち登録し、やりとりしてください。メールはminna@mb.kyoto-np.co.jp ファクスは075(252)5454