大津地裁(大津市)

大津地裁(大津市)

 大津市職員が2013年に右翼関係者を伴い、市に人事異動の希望を通すよう不当に要求したとされる問題で、違法に公文書の開示を拒まれ精神的苦痛を受けたなどとして、別の市職員の男性が市に損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きが29日、大津地裁(堀部亮一裁判長)であった。原告側が求めていた当時の市長越直美氏の証人尋問が10月7日に行われることが決まった。

 訴状によると、男性はこの問題の関係者で、13年11月以降、関連公文書の開示を市に求めたが非公開決定を受け続けた。市が請求内容を十分検討せずに故意に公開をしなかったのは市条例に違反するなどとしている。

 原告側は、一連の決定は市長だった越氏の指示によるものだとして越氏の証人尋問を同地裁に請求。いったん、7月15日に行われることが決まったが、越氏が補助参加することになり、延期になっていた。

 原告側代理人によると、20日付で越氏側から「対応は人事課に任せていたので詳細は分からない」「隠蔽(いんぺい)しようとした事実はない」などとする補助参加人準備書面が提出されたという。原告側は証人尋問で一連の決定経緯を明らかにしたいとしている。