京都府警右京署

京都府警右京署

 京都府社会福祉協議会は29日、新型コロナウイルスの感染拡大が原因で失業したり収入が減ったりした人向けの生活福祉資金貸付制度で、暴力団組員が現役の組員ではないと偽って申請したとして、京都府警に詐欺容疑で刑事告発したと発表した。告発は6月24日付。京都府警右京署は今月27日、詐欺未遂容疑で京都市伏見区の組員の男(75)を逮捕した。

 府社協によると、男は2月19日、同資金の緊急小口資金と総合支援資金を計65万円申請した。その際、元組員のため振り込みに必要な銀行口座を使用できないと説明したため、府社協が府警に照会したところ、現在も暴力団の幹部組員と判明。貸付を不承認とし、被害はなかった。

 告発した理由について、府社協は「虚偽申請であり、極めて悪質な行為。公金を使った制度の信用失墜につながりかねず、厳格な態度で臨む」としている。

 同制度を巡り、府社協は2月にも海外からの留学生4人が計200万円を詐取したとして詐欺容疑で告発しており、今回で2回目。