村田製作所

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 村田製作所は29日、2022年3月期の連結業績予想(米国会計基準)について、純利益を4月発表の2400億円から2710億円(前期比14・3%増)に上方修正した。自動車やコンピューター向けの電子部品需要が高止まりするとみて、過去最高を見込む収益予想をさらに引き上げた。

 売上高は1兆6600億円から1兆7300億円(6・1%増)に、税引前利益は3220億円から3670億円(16・0%)に上方修正。自動車市場は半導体不足の影響で生産停滞がみられる一方、足元では増産を見込んで部品在庫を積み増す動きもあり、主力の積層セラミックコンデンサーを含む部品需要は旺盛とみる。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、テレワークの普及などで伸長するパソコン向けの部品需要予測もさらに上方修正した。生産能力を増強するため設備投資計画額を100億円増やし、1700億円とした。

 同日発表した21年4~6月期決算は売上高4395億円(前年同期比34・5%増)、税引前利益1037億円(92・3%増)、純利益772億円(95・1%増)だった。

 オンラインで記者会見した村田恒夫会長は、自動車生産への半導体不足の影響について「比較的長期化する」と予想した上で「EV(電気自動車)や環境対応車の比率が増えてくるので部品需要としては拡大が続くだろう」と述べた。