全国高校野球選手権滋賀大会は29日、大津市の皇子山球場で決勝を行い、近江が6―0で立命館守山を下し、15度目の夏の甲子園出場を決めた。両チーム無安打で迎えた四回1死一、二塁。近江の3年新野が均衡を破った。右フェンスに直撃する二塁打を放って先制。五回には、3年春山主将が二塁打で貴重な追加点につなげた。新野はナインの気持ちを代弁する。「努力は裏切らない」。そこには悔しい思いをした春の経験があった。

 約3カ月前、春の大会3回戦で立命館守山に屈した。「3年生は引退しろ」。気持ちが入りきらない姿に、多賀監督はあえて厳しい言葉を掛けた。「心が折れそうになった」と……