届いた年賀状を前に、羽子板型年賀状を手にして喜ぶひこにゃん(2019年1月、彦根市役所仮庁舎)

届いた年賀状を前に、羽子板型年賀状を手にして喜ぶひこにゃん(2019年1月、彦根市役所仮庁舎)

 滋賀県彦根市は28日、臨時議会を開き、2019年度一般会計当初予算案が否決されたのを受けた歳入156億3700万円、歳出119億5600万円の暫定予算案を賛成多数で議決した。質疑では、同予算案に委託運営費が含まれなかった市の人気キャラクター「ひこにゃん」の活動に関して不安の声が相次いだ。

 暫定予算案は、人件費や扶助費など次の定例会までの4カ月分の義務的経費に限定しており、観光や建設など政策的な経費は盛り込んでいない。

 採決に先立つ質疑では、4月からひこにゃんの活動が危ぶまれていることについて「市の誇りである重要なキャラクター。議会に相談なく予算を切る判断はおかしい。緊急的な措置で予算に組み込むべきだった」「春の観光地が混乱し、多くのクレームが出ることが予想される」などの批判が相次いだ。

 大久保貴市長は「(暫定予算案は)市の政策的な判断が及ばない経費に絞った。ひこにゃんの予算がない中、活動を職員内部でやることは可能。早急に方針を示す」と答弁した。