滋賀県近江八幡市社会福祉協議会は28日、同市安土地域の市民から自治会を通して寄せられた赤い羽根募金や歳末たすけあい募金などの計約118万円が口座に入金されず不明金になっている、と発表した。不明金は延べ27自治会2355世帯分に相当する。

 市社協によると、不明金の内訳は赤い羽根募金45万6760円、歳末たすけあい募金28万7310円、日本赤十字社の会費43万8200円。昨年5月から今年1月までの間、市社協安土支所窓口で各自治会から募金を受け取って領収書を発行したにもかかわらず、市社協の口座に入金されていなかった。

 市社協の聞き取り調査に対し、支所窓口で募金を受け取ったり、支所から本所に現金を運んだりする職員13人はいずれも着服などの関与を否定している。

 安土地域で暮らす役員が2月7日、歳末たすけあい募金から地域に還元される金額が例年より少ないことに気づき、不明金の存在が発覚した。市社協が市内全自治会を対象に調査したところ、支所窓口で受け取った日赤会費にも不明金があることが分かったという。

 嶌本深照会長は記者会見を開き、「誠に遺憾。信頼を損ねることになり深くおわびします」と謝罪した。