男子3000メートル障害の決勝に出場する三浦龍司選手

男子3000メートル障害の決勝に出場する三浦龍司選手

男子3000メートル障害予選 水濠を越える三浦龍司(手前)。自らの日本記録を更新する8分9秒92で1組2着となり、決勝進出を決めた=国立競技場(魚眼レンズ使用)

男子3000メートル障害予選 水濠を越える三浦龍司(手前)。自らの日本記録を更新する8分9秒92で1組2着となり、決勝進出を決めた=国立競技場(魚眼レンズ使用)

 男子3000メートル障害の三浦龍司は日本勢として49年ぶりの決勝進出を果たした。自らの持つ日本記録を6秒07と大幅更新しても、涼しい表情は変わらなかった。

 7月30日午前9時半、この日に始まった陸上トラックの日本人選手1人目として予選1組に登場した。世界選手権の銀メダリストら15人のうち、三浦より速い自己記録を持つ選手は7人。だが「自分の力を出せればひけをとらないと自信を持っていた」。

 スタート直後から上位をキープし、1000メートルが2分43秒のハイペースになっても不安は感じなかった。「周りの選手の雰囲気と走りで(流れに)うまく乗れた」と5番手に上がった。

 障害は足をかけながらスムーズにクリア、水濠(ごう)も危なげなく遠くに着地。2000メートルは5分30秒とややペースが落ちたが、周りの選手を見ながら接触しないよう位置取りに気を配った。残り1周の手前で想定通りギアを上げて2番手に浮上すると、最後まで世界選手権銀メダリストと強気に競り合った。

 8分9秒92は44人が参加した予選全体の2位となる好成績で「大きな収穫になったし、まだまだ伸ばせる」と自信を深めた。8月2日の決勝に向けても「特にやることは変わらない。2000メートルから動くレースになるかもしれないので意識して対応できるようにしたい」と気負いはない。