中村輪夢

中村輪夢

男子BMXフリースタイル・パーク決勝 トリックを決める中村輪夢=有明アーバンスポーツパーク

男子BMXフリースタイル・パーク決勝 トリックを決める中村輪夢=有明アーバンスポーツパーク

男子BMXフリースタイル・パーク決勝 2回目のランを終え、手を振る中村輪夢=有明アーバンスポーツパーク

男子BMXフリースタイル・パーク決勝 2回目のランを終え、手を振る中村輪夢=有明アーバンスポーツパーク

 東京五輪の自転車BMXの男子フリースタイル・パーク決勝が1日、有明アーバンスポーツパークで行われ、京都市右京区の中村輪夢(ウイングアーク1st、西京極中出身)が2回目の試技で85・10点を出して5位となった。19歳の中村は五輪で初実施となった競技で初代王者を狙ったが、及ばなかった。


 世界の強豪、9選手が集結。中村は1回目に着地のミスがあって72・20点の6番手と出遅れた。2回目に大技を決めて85・10点を出したが、90点以上を次々に出した海外勢に届かなかった。


(記録は速報値)
 中村は「(2回目は)攻めようと思ったのだが…。結果を出したかった。BMXの面白さが伝われば」と前向きに話した。
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 ジャンプ台を駆け上がるタイヤの摩擦音が消えた瞬間、中村は愛車とともに宙を舞う。長い滞空時間を生かして、空中で回転したり、ハンドルから両手を離したり。曲芸のように技を繰り出す。「もっともっと高く跳びたい」。中村はそう話していた。


 1分間の試技を2度行い、急斜面やジャンプ台を利用して、技の難易度や美しさで得点を競う。中村の代名詞はエア(ジャンプ)の高さ。技の引き出しを増やすことに力を注ぎ、「4年に1回しかない。日本開催も気合が入るポイント」と東京五輪への特別な思いを語っていた。


 同じく若者に人気のスケートボードやサーフィンの選手らと親交が深く、中村は「一緒に五輪を盛り上げ、インパクトを与えられたらうれしい」。メダルは逃したが、夢は果てしなく、膨らむ。
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 なかむら・りむ BMXライダーだった父の影響で3歳から競技を開始。中学生でプロに転向し、2017年の世界選手権で7位、同年の全日本選手権で初代王者に輝いた。19年11月のワールドカップ(W杯)最終戦で日本男子初の優勝し、W杯年間王者となった。2002年生まれ。