「いきものさかなをまもるたい」を結成し、河川敷のごみ拾いに取り組む保津保育所園児ら(亀岡市保津町)

「いきものさかなをまもるたい」を結成し、河川敷のごみ拾いに取り組む保津保育所園児ら(亀岡市保津町)

 京都府亀岡市保津町の保津保育所園児たちが「いきものさかなをまもるたい」を結成した。日常のお散歩活動で河川敷のごみや死んだ魚に気付いたことがきっかけで、思いを聞いた市も清掃活動を支援する新制度を創設。園児らは7月から市貸与のユニホームを着用し「なんで捨てるのかな」などと話しながら、散歩中のごみ拾いに汗を流している。

 隊を結成したのは5歳児クラスの8人。4月に保育の一環で近くの桂川を訪れた際、河川敷に捨てられた空き缶や紙パックを見た男児(5)と男児(6)が「お魚が食べたら大変」「ネコやシカも食べてしまうのでは」と心配し保育士に相談した。その後、川で死んだ魚も見つけ、子どもたちは捨てられたごみに興味を持つようになったという。

 市には市民が散歩中にゴミ拾いをする「エコウォーカー」制度があり、保育所は子どもの気持ちを形にできないか市役所に相談。市は環境保全の意識づくりにつながるとして、保育所や幼稚園を対象にごみ拾い用トングとユニホームを貸与する「エコウォーカーキッズ」制度を創設し、保津保育所を第1号に選んだ。

 7月末、8人は桂川での散歩で、ペットボトルや空き缶のほか、使用済みの花火やポリ袋などを次々とトングで拾い集め、ごみ袋に入れた。バーベキューのごみが放置された場所では「この人たちずるいわ」などと、大人のマナーの悪さにあきれていた。

 また保津川下りの船に乗った客に向かって「ペットボトル捨てないでね」と自発的に声を合わせて呼び掛けていた。