大岩ラリー正志さん

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英国旗を手に笑顔でポーズをとる、BMXレース女子優勝のシュリーバー(左)と男子2位のホワイト=有明アーバンスポーツパーク

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PK戦に勝って駆け出すサッカー女子の米国代表=日産スタジアム

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ソフトボールのカナダ代表=横浜スタジアム

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2連覇を果たして喜ぶラグビー7人制男子のフィジー代表=味の素スタジアム

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バスケットボール男子日本代表の八村

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 東京五輪の各国選手のユニホームはデザインや色などさまざま。お国柄やセンスが出るけれど、どれがかっこいい? プロ野球のヤクルトや楽天、プロバスケットボールBリーグ滋賀レイクスターズのユニホームを手がける大津市出身のスポーツ専門デザイナー大岩Larry(ラリー)正志さん(46)=写真、東京都=に独断で選んでもらった。


 「トータルでレベルが高い」とラリーさんが挙げたのは英国。どの競技のユニホームも国旗の「ユニオンジャック」をモチーフに統一したデザインが見られ、選手団としてのまとまりも感じられるという。

 ラリーさんによると、最近のユニホームの傾向はシンプルで色数を抑え、直線や幾何学模様を効果的に用いる。カナダは国旗が赤と白で日本と配色が同じのため目がいくといい、中でもソフトボールは黒いズボンとも相性が良く高得点。

 バスケットボールのフランスは青、白、赤の「トリコロール」で構成。縦に伸びるサイドの帯状のラインが左側は赤、右側は白と色を変えるところにセンスを感じるという。ファッション大国のイタリアは、各競技とも伝統の青を基調とするが、ユニホームデザインのトレンドとは相いれない点が見られ、やや期待外れのよう。

 「さすが」とラリーさんが力を込めたのは米国。シンプルなデザインの野球やソフトボールに加え、サッカー女子は難しい直線の組み合わせを巧みにまとめていると評価。7人制ラグビー男子を制したフィジーのジャージーも、斜めに入った直線がクールという。

 ワンポイントの工夫も着目。メキシコのソフトボールの胸文字「MEXICO」は、秀作と名高い1968年メキシコ五輪のエンブレムを思わせる凝った書体。チリの女子サッカーもサイドのラインに独特の紋章がちりばめられている。

 では、日本は。「バスケットボールの日本はシンプルでいいと思います」

 おおいわ・ラリー・まさし 大津市出身。平安中・平安高(現龍谷大平安中・高)卒業後、武蔵野美術大で建築を学ぶ。スポーツデザイナーとしてプロ野球の西武、ソフトバンク、楽天、ヤクルトの各ユニホームやロゴなどをデザイン。Jリーグの山形、Bリーグの滋賀や仙台、スーパーラグビーのサンウルブズのユニホームなども担当。