新型コロナウイルス対策を巡る菅義偉首相の発言は説得力を欠き、国民の胸に響かないとよく言われる。緊急事態宣言の6都府県への拡大が決まった7月30日の記者会見も例外ではなかった。ただ、この会見でもっと深刻だったのは、首相が誤った現状認識に基づき、根拠のない楽観論に立って政策を決めているとの疑念が膨らんだことだ。