滋賀地方最低賃金審議会は4日、滋賀県内の最低賃金(時給)を現在の868円から28円(3・23%)引き上げて896円とするよう滋賀労働局長に答申した。引き上げは18年連続で、現行制度となった2002年度以降、額、率ともに過去最高となった。新型コロナウイルス禍を受け、中小企業の雇用維持に向け、賃金引き上げに直結した制度の創設や支援策の拡充を求める付帯意見を付けた。

 最低賃金は法律で雇用主に支払いが義務づけられている下限額で、パートやアルバイトら非正規を含む全労働者が対象となる。

 滋賀労働局は20日まで異議申し立てを受け付ける。早ければ10月1日にも発効し、改訂額が適用される見通し。

 昨年は、新型コロナの影響で経済情勢が見通せないため、2円の引き上げにとどまっていた。国の中央最低賃金審議会が今年7月14日に示した地域別の目安額で、滋賀は今回の……