さまざまな文様が付けられた土器を見る家族連れ(大津市瀬田南大萱町・県埋蔵文化財センター)

さまざまな文様が付けられた土器を見る家族連れ(大津市瀬田南大萱町・県埋蔵文化財センター)

 大津市瀬田南大萱町の滋賀県埋蔵文化財センターで、埋蔵文化財展「縄文人のアートとキッチン」が開かれている。縄文時代の芸術性豊かな造形を支えた「知恵と工夫」を、各地の遺跡から出土した土器やアクセサリー約300点で伝えている。

 縄文人の身体を彩ったアクセサリーを多数展示。赤漆を塗った竪櫛(たてぐし)や耳飾り、犬歯製ペンダント、腕輪などは、色・形とも変化に富んでおり、狩猟採集生活から抱きがちな「その日暮らし」のイメージを覆す。

 粟津湖底遺跡(大津市)から出土した縄文土器は3種類の文様で彩られている。棒の先を押しつけた「点」、丸みのあるへらを左に押し当てては右へと引いていく「爪形」、縄を転がして付けた「縄目」と、それぞれの文様の付け方も解説している。

 赤漆が鮮やかな入江内湖遺跡(米原市)の木製容器など、5千年以上前に作られたとは思えない出土品も。造形を支えた縄文人の道具や食文化も紹介している。

 31日まで。午前9時~午後5時。無料。