有料レンタルを始める装飾品やバッグ(京都市下京区)

有料レンタルを始める装飾品やバッグ(京都市下京区)

 京都文化交流コンベンションビューロー(京都市下京区)は、国際会議や企業会議、展示会などの「MICE」の主催者向けに、京都の伝統産業製品を有料レンタルする制度を始めた。会議参加者らが手に取る機会を作ることで産業振興につなげる。

 主催者が参加者に配布する「実用品」として、京友禅をあしらった名札用のケースや書類を入れるバッグなど4品を用意。受付や控室に置く「装飾品」は京扇子や京版画、ミニ和傘、水引の工芸品など5品をそろえた。1日単位で貸し出し、一つ20円~5900円。

 同ビューローではこれまで、伝統産業製品を購入するMICE主催者向けの補助金制度を運用。一定の利用はあるものの、予算や会議終了後の製品管理の面から購入へのハードルの高さを感じていた。京都市の宿泊税徴収による財源をもとに製品を買い取り、主催者に有料レンタルすることで京都らしい会議の演出を後押しする。多く参加者が伝統産業に触れる機会となるため、産業振興につなげる狙いもあるという。

 同ビューローは「定期的にレンタル品を入れ替えるため、需要の創出になる。付加価値の高い会議を提案することでMICE誘致も期待したい」としている。