大津地裁

大津地裁

 滋賀県竜王町の名神高速道路で6月に大型冷凍車が渋滞中の車に追突し6人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた運転手の男(33)の論告求刑公判が30日、大津地裁(齊藤隆広裁判官)であった。検察側は禁錮6年を求刑し、弁護側は情状酌量を求め、結審した。判決は11月20日。

 検察側は論告で、男は事故前に眠気を覚え、重大な事故が起こりうると予見できたにもかかわらず、途中で休憩を取らなかったと指摘。現場付近を制限時速から30キロほど超えて走行し、過失の程度は極めて大きいとした。

 被害者参加制度を使い、1カ月後に挙式を控えながら亡くなったアルバイト女性(23)の母親と、当時4歳の息子を残して命を落とした専門学校女性(24)の母親が、「娘を返してほしい」などと意見陳述した。

 起訴状などによると、男は6月13日午後1時10分ごろ、竜王町の名神高速で、「東北第一物流」(山形市)の冷凍車を運転中、渋滞最後尾で低速走行中の乗用車に追突。はずみで前のトラックに衝突させ、乗用車の男性(27)ら3人を死亡させ、2人に重軽傷を負わせた、としている。