焼き上げる前に、金属のへらで一つずつ磨き上げられる干支瓦(京都市伏見区)

焼き上げる前に、金属のへらで一つずつ磨き上げられる干支瓦(京都市伏見区)

 来年の干支(えと)・子(ねずみ)をかたどった「京瓦」の製造が、京都市伏見区の工場でピークを迎えている。飾り物として人気があり、来年用は2匹のネズミが並んだ立体感あるデザインとした。新年に間に合うよう、職人が作業に集中している。
 伝統の京瓦を作り続けている浅田製瓦工場が、約30年前から手掛けている。縁起物として注文が多く、今年は約1200個を作る予定という。
 瓦作りは1日50個ほどのペースで進めている。12年前とは異なる新デザインの型にはめた粘土を、金属製のへらで一つずつ丁寧に磨き上げていく。十分に乾燥させた後、窯で24時間じっくり焼き上げて、いぶし銀の瓦に仕上げる。
 同社3代目の浅田晶久さん(71)は「かわいらしい瓦を家に飾って、よりよい新年を迎えてもらえれば」と話している。1個2千円(税抜き)。