抹茶の入った茶碗を差し出すロボット(京都市下京区・市産業技術研究所)

抹茶の入った茶碗を差し出すロボット(京都市下京区・市産業技術研究所)

 京都市産業技術研究所(下京区)は中小企業のロボット導入を支援する取り組みのPRに向け、デモ機としてアーム型ロボットを2台開発した。12日に同研究所で発表し、ロボットが器用に茶をたてる様子を披露した。

 錠剤製造用金型メーカーのツー・ナイン・ジャパン(京都市南区)、機械大手の不二越(東京)とともに今春から共同研究してきた。ツー・ナイン・ジャパンは南丹市に今月開設した新工場でロボットを採用し、熟練職人が担っていた研磨工程などを自動化した。

 デモ機の開発は、ロボットの能力やサイズを目で見て実感してもらう目的がある。不二越が手掛けた。

 同研究所でお披露目式を行った。ロボットの1台が茶わんを運び、もう1台が茶せんできめ細かな泡の抹茶をたて、門川大作市長に差し出した。

 ツー・ナイン・ジャパンの二九規長社長は「アナログな作業がデジタル化し、生産能力は3倍に高まった」とロボットの導入効果を強調した。同研究所の西本清一理事長は「中小企業が導入しやすいよう技術面をサポートしたい」と述べた。