新型コロナウイルス感染拡大の影響で、じわりじわりと応募点数が減ってきました。特に人が被写体となった写真は激減しています。イベント等が中止となり、人を撮る機会が少なくなったことは残念なことですが、いまは自然の表情を読むことに集中しましょう。

 最優秀賞は、西浦さんの「湖畔の朝」を選びました。単に美しいだけではなく、投網を投げる人のシルエットが作品に動感を与え、素晴らしい風景写真となりました。

 優秀賞は、多喜さんの「特訓中」です。絶妙のシャッタータイミングでした。親鳥の首の間からのぞかせたひなの表情がとてもかわいいです。「視線の先は」は、西さんの作品。子ども達の表情は見えませんが、生き生きとした子どもたちのイメージが頭に浮かんでくるようです。

 佳作では、坂本さんの「静と動」が目を引きました。雲を60秒間の露光で流して画面に変化を与えた技巧が光ります。幅広い撮影法を身につけ、状況に応じた撮影ができるようになれば、鬼に金棒ですね。(写真部長 奥村清人)

最優秀賞 「湖畔の朝」(大津市・和邇浜) 西浦 総夫

デジカメ、28~300ミリ、F8、250分の1秒、ISO100

【評】朝日に輝く琵琶湖が美しいです。投網を投げる人のシルエットと大きく円を描いた投網が、落ち着きがちな風景写真に動感を与えており、奥行きがある作品に仕上がっています。

優秀賞 「特訓中」(彦根市・彦根城) 多喜 信一

デジカメ、45~200ミリ、F5・6、1250分の1秒、ISO200

【評】親鳥のしぐさを見つめるひなの目がとても愛くるしい写真です。カーブを描いた首の間からひなが見えた瞬間を捉えた集中力が見事です。

優秀賞 「視線の先は」(京都市左京区・京都府立植物園) 西 正幸

デジカメ、28~300ミリ、F6・3、1000分の1秒、ISO320

【評】興味津々といった様子で水面をのぞき込む子どもたちが印象的。それぞれの後ろ姿に個性が現れています。何を見ているのだろうかという想像力がかき立てられる楽しい写真です。

以下佳作

「チャンス」(長浜市・姉川) 藤原 厚士

 

「ジャンプ!!」(京都市左京区・高野川) 吉田 千賀子

 

「蜘蛛の糸」(京都府久御山町) 城田 祥男

 

「鎮守の森の宴」(城陽市・水度神社) 表 弘明

 

「梅雨晴れの休日」(京都市北区・鴨川) 田中 雅之

 

「静と動」(京丹後市) 坂本 幸太

 

「妖精の泉」(高島市今津町) 海道 肇一

 

「全員集合」(京都市左京区・京都府立植物園) 長尾 君枝

 

「夕焼け田んぼ」(右京区) 谷口 敏

 

「早瀬早緑」(大津市葛川坊村町・明王院) 濱上 新作