交通事故で車の下敷きになった男性を救助した北森さん(手前右)と中川さん(同左)=久御山町島田・町消防本部

交通事故で車の下敷きになった男性を救助した北森さん(手前右)と中川さん(同左)=久御山町島田・町消防本部

 交通事故で車の下敷きになった男性を救助したとして、京都府の久御山町消防本部は後続車を運転中だった男性3人に感謝状を贈った。車を持ち上げて男性を引き出し、応急処置をしたという。

 自営業北森敬浩さん(57)=京都府宇治市宇治=と、理髪店経営中川修蔵さん(52)=京都府城陽市寺田=、会社員吉川信吾さん(43)=京都市右京区=。7月9日午前3時ごろ、久御山町の府道で軽自動車とオートバイが衝突し、オートバイの20代男性が軽自動車の下敷きになった。目撃した吉川さんが救助を呼び掛け、北森さんと中川さんも駆けつけた。

 北森さんは「このままではまずいと思い、慎重に車を持ち上げた」と話し、中川さんも「楽な姿勢で寝かせ、『もうすぐ救急車が来ますよ』と声を掛け続けた」。男性は胸骨や腕を骨折したが、既に退院したという。

 感謝状の贈呈式には北森さんと中川さんが出席。内座元巳消防長は、交通事故を目撃しても救助する人は少ないとし、「勇気に敬意を表したい。人命を守るためには一人一人の行動が何よりも力だ」と述べた。