「oneボッチャ」を考案した田中さん(左)と、大会に向けて練習を積む参加者たち=野洲市冨波甲・市なかよし交流館

「oneボッチャ」を考案した田中さん(左)と、大会に向けて練習を積む参加者たち=野洲市冨波甲・市なかよし交流館

 パラリンピックの正式競技ボッチャをより手軽に楽しめるように、滋賀県野洲市の競技団体「滋賀ボッチャリーグ」が新たなルールを考案し、普及に取り組んでいる。11月にミニ大会を催す予定で、関係者は「さまざまな人に参加してもらうことで障害者にとって交流を広げる場を提供したい」と意気込む。

 ボッチャは、2チームに分かれて赤と青のボールを投げ合い、的となる白いボール(目標球)に近づけて得点を競う。国内では2016年のパラリンピックで日本代表が銀メダルを獲得し、知名度が高まった。

 一方、同団体理事長の田中康隆さん(42)によると、緻密な戦略や駆け引きが必要で初心者には難しく、筋力のある人が有利になりがちという。そこでルールを簡素化し、障害者だけでなく、健常者も参加できるよう新しいボッチャを考案。皆で一つになって楽しむ意味を込めて「oneボッチャ」と命名した。

 2人一組のチームで障害の有無や性別、年齢によって事前に得点を加算するハンディを設ける。本来、幅約1メートルのボックス内で投球しなければいけないが、区切りをなくしてコート端のどこからでも投げられるなどルールを変更し、戦略を気にせず真っすぐ投げることができれば得点できるようにした。

 田中さんは「これまで試合を見守るだけだった保護者や支援者も一緒にプレーできるようにした。戦略よりもボールをうまく投げる楽しさを体験してもらい、ボッチャに親しむきっかけになれば」と話す。

 oneボッチャのミニ大会は11月7日、野洲市冨波甲の市なかよし交流館で催す。詳細は滋賀ボッチャリーグのホームページで確認できる。