昨秋以降、常緑の植物で表現しているタペストリー(宇治市広野町・市植物公園)

昨秋以降、常緑の植物で表現しているタペストリー(宇治市広野町・市植物公園)

色とりどりの花で埋め尽くして絵柄を浮かび上がらせたタペストリー(2014年12月)

色とりどりの花で埋め尽くして絵柄を浮かび上がらせたタペストリー(2014年12月)

 京都府の宇治市植物公園(同市広野町)の人気スポット「花と水のタペストリー」が12月初・中旬ごろから半年間、一時的に彩り豊かに「復活」する。経費削減のため1年前に常緑化して「魅力が減った」との声があったが、タキイ種苗(京都市下京区)がビオラやパンジーを無償提供する。市はこれを機により親しまれる園を目指そうと、花苗を植え付ける市民ボランティアを初めて募集する。

 タペストリーは縦18メートル、横62メートルでひな壇になっている。1996年の開園以来、色とりどりの花で埋め尽くして絵柄を浮かび上がらせ、入園者を楽しませてきた。年に数回、季節に応じた花苗に植え替えてきたが、同公園の赤字改善のため、昨秋に常緑の植物に植え替えたままだった。
 市によると、指定管理者の市公園公社が、府立植物園(京都市左京区)のオフィシャルパートナーを務めるタキイ種苗に、植物公園の魅力向上への協力を依頼したところ、タペストリー用にビオラやパンジーの花苗約1万個を無償提供するとの申し出があった。絵柄は、毎年この時期の定番だった翌年の干支(えと)も含め、検討中という。
 12月初・中旬ごろから公開するため、公社職員と一緒に花苗をプランターに植え付けるボランティアを募集している。作業日は11月23、24、26、27日のいずれも午前9時半~正午。申し込みは20日までに同公園0774(39)9387へ。
 市公園緑地課は「人気スポットが企業の善意で再び花いっぱいに飾られることになり、ありがたい」とする。公開はビオラとパンジーの花が咲く来年5月中旬までで、それ以降に再び花で彩れるかは「未定」(同課)としている。